
電気工事士の試験を受ける予定です。
技能試験があるようですが、どのような工具を使うのでしょうか?
本記事ではこのような疑問にお答えします。

こんにちは、ロンピーです。
まったくの電気関係未経験者だった40歳おじさんが、2021年に一念発起。
独学で第二種電気工事士を一発合格することができました。
資格試験の中でも第二種電気工事士は、技能試験があるめずらしい資格でもあります。
普段工具を使わない方にとっては、どのような使い方をするのかイメージしづらいと思います。
どのような工具をどのくらいの頻度で使用するか紹介します。
資格を取得検討されている方はぜひ参考にして下さい。
使用する工具は何が必要かという結論を先に言ってしまうと、
HOZANが出しているDK-28の工具セットを準備してもらうのがおすすめです。
僕も技能試験はHOZANの工具を使用しました。
電気工事士試験は学習することがたくさんあります。
工具をどれにするか迷う時間より、準備した工具で、電線を切るなどの練習に時間を当てないといけません。
実績のあるHOZANの工具を準備するのが結局コスパがいいです。
それでは1つずつどのような工具がセットの中に入っているか見てみましょう。
実体験とともに解説していきます。
VVFストリッパー
日常では聞きなれない名前かもしれませんが、電気工事士試験ではなくてはならない工具です。
これひとつで
・ケーブル外装をストリップ(むく)
・芯線の被覆のストリップ
・のの字曲げ
・電線の切断
・ケーブルや芯線の長さを測る
といったことが出来ます。
実際の使用手順としては、
- 与えられたケーブルを切断したい長さを測り切断する。
- 5cmや10cmといったようにケーブル外装をストリップする。
- 10mmや12mmまたは20mmの芯線被覆をストリップする。
- ストリップした芯線をコンセントにつなぐ。
- ランプレセプタクルに接続する時はのの字曲げを行う。
といった一連の作業がVVFストリッパーだけで行うことができます。
尺や電工ナイフを使用することでも可能ですが、圧倒的にVVFストリッパーがある方が時間短縮が行えます。
圧着工具
まず電線同士をつなげる時に方法は2つあります。
- 電線を2~4箇所の差し込み口がある「差し込み型コネクタ」と呼ばれる器具に差し込む。
- リングスリーブを使用し、電線をまとめ、圧着端子で留める。
この2種類の方法はどちらも必ず出てきますので、圧着端子は必需品となります。
ペンチ
私の実体験からするとあまりペンチの必要性は感じません。
ランプレセプタクルの、のの字曲げに使用する方もいますが、個人的にはVVFストリッパーを使用する方がきれいにのの字曲げができると思います。
技能の練習の時に差し込み型コネクタから電線を外すときにはペンチが活躍しましたが、
特段、本番で使用することはないかなと思います。
プラスドライバーNo.2
プラスドライバーは端子台のネジをゆるめる、しめる。
ランプレセプタクルのネジをゆるめる、しめる。
といったようにネジが使用されているところで活躍します。
マイナスドライバー5.5
マイナスドライバーの一番よく使う方法は、埋込連用取付枠と呼ばれる器具にコンセントやスイッチを取り付ける際に使用します。
また、コンセントやスイッチなどに電線を間違って接続してしまうことがあります。
その際に器具にマイナスドライバーを差し込み、ケーブルを外すことに使用することがあります。
またHOZANでは、合格マルチツールDKー200と呼ばれる便利工具があります。
こちらを準備すれば、電線の取り外し・埋込連用取付枠への取付など多様な作業が可能になります。
合格マルチツールは一つ持っておくとかなり便利かと思います。
電工ナイフ
電工ナイフは個人的にはVVFストリッパーがあれば、第二種電気工事士の試験では使用することはありませんでした。
電工ナイフは被覆の剥ぎ取りなどに使用しますが、これは第一種電気工事士試験ではだ活躍しますが、第二種では必要ないでしょう。
ウォーターポンププライヤー
ウォーターポンププライヤーは、ロックナットや絶縁ブッシングを取り付ける際に使用します。
ただ、マイナスドライバーの時に紹介したHOZANの合格マルチツールDK-200がウォーターポンププライヤーの代用として使用できます。
合格マルチツールの方がコンパクトで扱いやすいのでおすすめです。
余談になりますが、技能試験本番は作業する机が大変狭くなっています。
机に試験問題・工具・部材・筆記用具を置くと、かなり作業スペースは限られてしまいます。
出来るだけ机の上を整理整頓しながら作業するためにも、工具はコンパクトのモノを準備するのがいいです。
布尺
配布されるケーブルは各ケーブルがまとめて配布されます。
各自で長さを測り切断する必要があります。
メジャーでもいいのですが、本番の机の上は狭いので、布尺だと場所を取りません。
セロハンテープで手元に布尺を貼り付けておくと大変作業が行いやすくなります。
まとめ
今回、第二種電気工事士の技能試験に使用するHOZANの工具を紹介してきました。
ホームセンターで単品で揃えることももちろんできます。
ただ、ご紹介したようにHOZANの工具セットは技能試験に特化し、コンパクトで作業性が良いものが集められています。
工具をどれにするかに時間を割かずに、便利なものを準備し練習に時間を割くようにしてもらうのがよいのではないでしょうか。