こんにちはロンピーです。
今回は意外と知られていないVBEエディターの設定を変更する方法。
カンタンな設定を1回しておくだけで、作業効率が格段にあがるはずです。
特に的をしぼって、
・エディターの背景色を変更する。
・変数宣言を強制する。
・自動構文チェックを外す。
の3点をお伝えしていきます。
目次
エディターの背景色を変更
本題に入る前に、VBEエディターの起動方法はこちらを参考にして下さい。
初期設定では、白の背景色に黒文字ですよね。
ブレイクポイントは赤色。ブックマークは水色。ステップインは黄色。
と、当たり前のように使用しているはずです。
この設定を変更することができます。
例えば、背景色が白色だと長時間の作業で目が疲れるといわれています。
これを、背景色を黒色にして、文字を白にするだけで目への負担が軽減できます。
エディターの背景色を変更する方法
1.VBEエディターの「ツール」タブ>「オプション」>「エディターの設定」を開く。
2.コードの表示色から「標準コード」・「キーワード」・「識別子」の前景を自動⇒白 背景を自動⇒黒に変更する。
3.「OK」ボタンを押す。
(変更前)
(変更後)
これで、設定完了です。
文字が白で、背景色が黒なのも目にかかる負担は楽なのですが、私は背景色だけグレーに変更するのがおすすめです。
いろいろご自分に合った色の組み合わせを楽しんで下さい。
少し余談ですが、「エディターの設定」にはフォントの変更も行えます。
游ゴシックMedium(日本語)のフォントが少し丸みがあり見やすいのでおすすめです。
変数宣言を強制する。
もしかしたら、いつもエディターの最初に「Option Explicit」という文字を見たことがあるかもしれません。
でも、これが何か知らずにVBAコードを記述している方もいるのではないでしょうか。
実は、「Option Explicit」には重要な役目があり、それが変数宣言の強制になります。
変数宣言の強制を設定しておけば、もし間違った記述を行っていても、
「変数が定義されておりません」のエラーメッセージを表示してくれるため安心です。
変数宣言を強制する方法
上記と同じようにVBEエディターの「ツール」タブ>「オプション」>「編集」を開き、
「コードの設定」の「変数の宣言を強制する」にチェックを入れます。
これで、モジュールを作成するたびに自動で「Option Explicit」の文字が入ります。
1点注意としては、過去に記述したモジュールには反映されないので、その場合は手動で入力をして下さいね。
自動構文チェックを外す。
自動構文チェックとは、もし記述した構文に問題があればエラーのメッセージボックスを表示する機能です。
大変ありがたい機能ではあるのですが、慣れてくるといちいちメッセージボックスが出されるのがストレスになります。
しかも、構文に問題があれば、文字が赤色になる為、明らかに問題があることは分かります。
なので、自動構文チェックは外しておいた方がおすすめです。
自動構文チェックを外す方法
こちらも上記と同じく、VBEエディターの「ツール」タブ>「オプション」>「編集」
のを開き、「コードの設定」の「自動構文チェック」のチェック欄を外します。
まとめ
どうだったでしょうか?
もし今回の設定方法を初めて知った方がいらしゃったら、いろいろ自分好みに設定変更を楽しんで下さい。
きっと、VBAコードを書くのが楽しくなると思います。