本記事はエクセル2019で動作確認を行っています。

本記事では
Addメソッド
Deleteメソッド
を使用してワークシートの追加と削除をする方法をご紹介します。
ワークシートの追加や削除ができれば、コードの流れの中で計算したり作業するだけのシートを作ることができ便利ですよ。
シートの追加
(式)
オブジェクト.Add 引数
シートの追加にはAddメソッドを使用します。
<引数>
Before
指定したシートの前に新しいシートが追加されます。
After
指定したシートの後に新しいシートが追加されます。
Count
カウント数を指定することで、指定したシート数を追加することができます。
省略された場合は、1つシートが追加されます。
メモ
BeforeとAfterの引数も省略可能です。
その場合、アクティブになっているシートの前に新しいシートが追加されます。
(例)
「2019年度」のシートの後ろに「2020年度」と「計算シート」のシートを追加します。
その後で「計算シート」のシートを削除していきます。
Sub シートの追加() Worksheets.Add After:=Worksheets(“2019年度”),Count:=2 Worksheets(2).Name=”2020年度” Worksheets(3).Name=”計算シート” End Sub
Nameプロパティを使用してシートの名前を変更することが可能です。
計算シートのような後で削除するようなシートは名前を変更しなくてもOKです。
シートの削除
(式)
オブジェクト.Delete
シートの削除にはDeleteメソッドを使用します。
Sub シートの削除() Application.DisplayAlerts=False Worksheets(“計算シート”).Delete Application.DisplayAlerts=True End Sub
Deleteメソッドを使用すると、エクセルでは本当に削除していいか確認メッセージが表示されます。
確認メッセージが必要なければ、DisplayAlertsプロパティを使用して一度非表示にします。
行いたい処理後に再度表示する設定に戻すことで確認メッセージでVBAの動きを止められることなく処理が行えます。
今回はシートの追加と削除の方法をご紹介しました。
最後まで目を通していただきありがとうございます。