Excel VBA

[ExcelVBA] セル・行・列の挿入と削除方法

2020年3月10日

 

 

本記事はエクセル2019で動作確認を行っています。

VBAは必ずご自身で手を動かすことが、習得への近道です。

 

困ってます
Excel VBAのセルや行・列の挿入方法を教えてほしい。 また、削除の方法も教えて。

 

本記事はこのような疑問にお答えします。

 

サイト運営者であるロンピー(@ronpeee0809)はExcelVBAを使用して10年以上会社部内の業務改善を行っています。 これからVBAを学ぶ方がスムーズに学習を進められる手助けをしていきます。
ロンピー

 

本記事を読んでもらうと、

・Insert

・Delete

のメソッドを使用し、セルや行・列の挿入と削除の方法が分かります。

 

挿入と削除の方法の前に、ExcelVBAで行や列は以下のように記述します。

 

Excel VBAの行・列の表示方法

 

<行>

内容 記述方法
1行目 Rows(1)
1~3行目 Rows(“1:3”)
1~3行目と5~7行目 Rows(“1:3,5:7”)
全行 Rows

 

<列>

内容 記述方法
A列 Columns(1) か Columns(“A”)
A~C列 Columns(“A:C”)
A~C列とE~G列 Columns(“A:C,E:G”)
全列 Columns

 

これをふまえて、ExcelVBAでのセル・行・列の挿入と削除の方法を確認しましょう。

 

Excel VBAのセル・行・列の挿入方法

 

セル・行・列を挿入するには、Insertメソッドを使用します。

(式)

オブジェクト.Insert (Shift,CopyOrigin)

行.Insert (Shift,CopyOrigin)

列.Insert (Shift,CopyOrigin)

 

Shift:セルを挿入後、セルをシフトする方向を指定します。

内容 記述方法
下にシフト xlShiftDown
右にシフト xlShiftToRight

Insertの後に半角スペースを空け「Shift:=~」を記述で指定可能

 

Sub 挿入()

 Rows(1).insert shift:=xlShiftDown

End Sub

元の1行目を下にシフトさせ、1行目に行を追加します。

 

 

CopyOrigin:セルを挿入後、挿入したセルの書式をどこから参照するかを指定します。

内容 記述方法
上か左から書式を参照 xlFormatFromLeftOrAbove
下か右から書式を参照 xlFormatFromRightOrBelow

Insertの後に半角スペースを空け「CopyOrigin:=~」を記述で指定可能

Sub 挿入2()

 Columns(“A:C”).Insert _
   CopyOrigin:=xlFormatFromLeftOrAbove

End sub

元のA~C列の書式を参照し、A~C列に列を挿入します。

 

ExcelVBAのセル・行・列の削除方法

 

セル・行・列を削除するには、Deleteメソッドを使用します。

(式)

オブジェクト.Delete (Shift)

行.Delete (Shift)

列.Delete (Shift)

 

 

Shift:セルを削除後、セルをシフトする方向を指定します。

内容 記述方法
上にシフト xlShiftUp
左にシフト xlShiftToLeft

Deleteの後に半角スペースを空け「Shift:=~」を記述で指定可能

Sub セルの削除()

 Range(“A3:A6”).Delete _
   Shift:=xlShiftToLef

End Sub

A3~A6を削除後、A列を左側にシフトします。

 

今回はセル・行・列の挿入と削除の方法を解説しました。

セルのデータ情報を削除する方法を知りたい場合は下のリンクをご利用下さい。

>>セルのデータを削除する方法はこちら

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

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