Excel VBA

[ExcelVBA] 印刷プレビューと印刷実行方法[PrintPreview・PrintOutメソッド]

2020年3月30日

 

本記事ではエクセル2019で動作確認を行っています。

 

困ってます
ExcelVBAを使用してワークシートの印刷を行いたいのです。

印刷プレビューと印刷実行の方法を教えて下さい。

 

本記事ではこのような疑問にお答えします。

 

PrintPreviewメソッド

PrintOutメソッド

の使い方を理解し、VBAで印刷をおこなえるようにしましょう。

 

 

印刷プレビューを表示させる

 

印刷プレビューとは、印刷を実行する前に、対象のシートの印刷イメージを確認のために表示させることです。

 

(式)

オブジェクト.PrintPreview 引数

 

<引数>

印刷プレビューが表示されたら、ページ設定を変更する場合はTrue、変更できないようにするにはFalseを指定します。

引数を省略した場合は、Trueを指定したことになります。

 

Sub 印刷プレビュー()

 Worksheets("従業員名簿").PrintPreview

End Sub

 

※名前はすべて仮名です。

 

 

印刷を実行する

 

印刷の実行には引数を指定することで、細かな設定を行うことができます。

(式)

オブジェクト.PrintOut 引数

 

<引数>

From

印刷を開始するページを指定します。

To

印刷を終了するページを指定します。

Copies

印刷部数を指定します。

Preview

印刷プレビューを表示させるにはTrue、表示をさせないときはFalseを指定します。

ActivePrinter

どのプリンターで印刷するかの指定を行います。

 

(例)

アクティブなシートの2~5ページを2部ずつ印刷する場合のVBAを見ていきましょう。

 

Sub 印刷実行()

 Activesheet.PrintOut _
   From:=2,To:=5,Copies:=2

End Sub

 

 

複数のシートを印刷する

 

Array関数を使用すれば複数のシートを印刷することも可能です。

PrintPreviewメソッドとPrintOutメソッドどちらにも使用できます。

PrintPreviewメソッドの場合は、プレビュー画面に「次のページ」欄があるので、クリックすることで次のページを見ることができます。

 

Sub 複数の印刷()

 Worksheets(Array("Sheet1", "Sheet2")).PrintOut

End Sub

 

今回は印刷の実行方法を見てきました。

最後まで目を通していただきありがとうございます。

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