本記事ではエクセル2019で動作確認を行っています。

印刷プレビューと印刷実行の方法を教えて下さい。
本記事ではこのような疑問にお答えします。
PrintPreviewメソッド
PrintOutメソッド
の使い方を理解し、VBAで印刷をおこなえるようにしましょう。
印刷プレビューを表示させる
印刷プレビューとは、印刷を実行する前に、対象のシートの印刷イメージを確認のために表示させることです。
(式)
オブジェクト.PrintPreview 引数
<引数>
印刷プレビューが表示されたら、ページ設定を変更する場合はTrue、変更できないようにするにはFalseを指定します。
引数を省略した場合は、Trueを指定したことになります。
Sub 印刷プレビュー() Worksheets("従業員名簿").PrintPreview End Sub
※名前はすべて仮名です。
印刷を実行する
印刷の実行には引数を指定することで、細かな設定を行うことができます。
(式)
オブジェクト.PrintOut 引数
<引数>
From
印刷を開始するページを指定します。
To
印刷を終了するページを指定します。
Copies
印刷部数を指定します。
Preview
印刷プレビューを表示させるにはTrue、表示をさせないときはFalseを指定します。
ActivePrinter
どのプリンターで印刷するかの指定を行います。
(例)
アクティブなシートの2~5ページを2部ずつ印刷する場合のVBAを見ていきましょう。
Sub 印刷実行() Activesheet.PrintOut _ From:=2,To:=5,Copies:=2 End Sub
複数のシートを印刷する
Array関数を使用すれば複数のシートを印刷することも可能です。
PrintPreviewメソッドとPrintOutメソッドどちらにも使用できます。
PrintPreviewメソッドの場合は、プレビュー画面に「次のページ」欄があるので、クリックすることで次のページを見ることができます。
Sub 複数の印刷() Worksheets(Array("Sheet1", "Sheet2")).PrintOut End Sub
今回は印刷の実行方法を見てきました。
最後まで目を通していただきありがとうございます。