本記事はエクセル2019で動作確認を行っています。

このような疑問にお答えします。
条件分岐はIfステートメントが有名ですが、SelectCaseステートメントを使用しても条件分岐ができます。
まず、Ifステートメントとの違いをおさえておきましょう。
ポイント
Ifステートメントは条件ごとに比較する対象を変更することができる。
SelectCaseステートメントは、はじめに比較対象を指定するので、途中で変更することができない。
よって、ひとつの比較対象に対して複数の条件を指定した場合には、SelectCaseステートメントを使用することをおすすめします。
(式)
Select Case 比較条件
Case 条件式A
処理内容A
Case 条件式B
処理内容B
・
・
Case Else
End Select
(例)
SelectCaseステートメントを使用して、Cの合否を判断させます。
問題
Sub 条件分岐() Select Case Range("E6").Value Case Is >= 240 Range("F6").Value = "素晴らしい!" Case Is >= 210 Range("F6").Value = "もう少し頑張ろう。" Case Else Range("F6").Value = "もっと頑張ろう。" End Select End Sub
実行結果
解説
Cの合計を比較条件として考えます。
まず合計の値が240以上か比較します。
実際は218が合計点になるので、次の条件式に移動します。
次の条件式が210位以上になるので、一致します。
実際にVBAを記述して「F8」を押しながらステップインしてみましょう。
1つずつの動きを見ていくことが習得の近道です。
Ifステートメントではどのように記述するか以下の記事をご参考ください。
目次「複数の条件に応じて処理を行う」でSelectCaseステートメントと同じ内容を取り扱っています。
今回はSelectCaseステートメントについてご紹介しました。
最後まで目を通していただきありがとうございます。